このプロジェクトの始まりは、わがまち・下川町でのイベントや日常生活の中で出される大量の使い捨てごみに対する「これで本当にいいのだろうか?」という素朴な疑問からでした。特にコロナ禍以降、テイクアウトや個包装の利用が急増し、目に見える形でごみが溢れていきました。
あるイベント終了後、スタッフが片付けた大量のプラカップの山。それを見たひとりの担当者の「この風景を変えられないだろうか?」という言葉が、最初の一歩となりました。
そんな中で出会ったのが「ゼロ・ウェイスト・ホーム」という1冊の本。
「ゼロ・ウェイスト」は、出してしまったゴミを処理するのではなく、そもそものゴミを出さないという考え方です。
「ゼロ・ウェイスト・ホーム」にはこう書いてあります。
「この本は、完全なゼロ・ウェイスト、つまり文字通りの「ごみゼロ」を実現しようという本ではありません。(中略)大切なのは、自分たちの消費の力が地球環境に及ぼす影響を理解すること、そしてその理解の上に立って行動することです。誰しも、その人なりに、できる範囲で暮らしを変えていけるはずです。そして、持続可能な暮らしへの一歩は、それがどんなに小さな変化であっても、わたしたちの地球と社会に必ずプラスの影響をもたらすのです。」
―『ゼロ・ウェイスト・ホーム』(ベア・ジョンソン著)より引用
2025年10月から地域のイベントでの使い捨て容器の見直しを行いました。プラスチックカップをリユースカップに変更し、食器の洗浄・回収の仕組みを導入といった小さな改善を、ひとつずつ積み重ねています。
motte は、小麦繊維50%、ポリプロピレン50%の複合素材でできたリユースカップです。
とても丈夫で、約500回以上も洗って繰り返し使えます。
片手で持ちやすく、車のドリンクホルダーなどにも収まりやすいかたち。
二重構造のため保温性が高く、スリーブ無しでも持ち手が熱くなりません。
また、中まで手を入れて洗えるので、お手入れも楽ちんで、長く衛生的に保てます。
motte をご利用の際は、参加店舗でドリンク注文時にカップ代として500円のデポジット(預かり金)をお預かりします。
飲み終わったら、参加店舗に返却することでデポジットは全額返金されます。
返却されたカップは、参加店舗で洗浄され、次のお客さまの手へと渡ります。
もちろん、返却せずにそのままくり返し使っていただくことも可能です。
オーガニックのナッツやドライフルーツ、パスタ、乾物、調味料、野菜 など、約100種の食材をはかり売りしてくれるお店。隣の喫茶室では、それらを使って作るおやつやドリンクも楽しめます。
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住所 下川町南町361
営業時間 10:00-16:00
営業日 水・木・金・土(祝休)
Instagram @tukitoyasai.shop
ハンドドリップコーヒーと生チョコブラウニーが楽しめるコーヒースタンド。自然素材でつくられた落ち着きのある空間で、ゆったりとした時間をどうぞ。
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住所 下川町旭町239
営業時間 14:00-19:00
営業日 日(祝休)
Instagram @otocoffeeshop
導入を検討している、
詳しく知りたい方。
motteは、「シンプルに、気持ちよく。」を形にしたリユースカップです。
テイクアウトカップをmotteに変えるだけで、ゴミを減らし、お客さまと地域に少しの循環が生まれます。
あなたのお店でも、この取り組みをはじめてみませんか?
導入をご希望の方には、motteプロジェクトチームよりご連絡いたします。
企画:つぶつぶむぎ研究舎 @tsubu_ken
運営:motteプロジェクトチーム(下川町)